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MUJI
(JP¥6,960)
✳︎タイトル: 《おがる祭りの記》 ✳︎著者:James Kirkup 英国の詩人《ジョームズ・カーカップ》 ✳︎出版社:弘前市袋町一緑の笛豆本の会 ✳︎発行人・編集人: 蘭繁之 ✳︎刊行年:昭和52年 ✳︎豆本サイズ:9.5x7.5㎝ ✳︎ページ数:47p ✳︎限定部数::250/191番 ✳︎状態:経年のヤケはあるものの保存状態は良好で、豆本特有の和紙装丁もきれいに残っています。 本書に記された「おがる祭」とは、仙台の文化人であり、こけし研究の第一人者でもあった天江富弥が考案した風変わりな祭礼です。 ◉天江富弥(1899–1984)は、 日本初のこけし専門書『こけし這子の話』(1928年)を刊行し、「こけし」「産地」「系統」という研究枠組みを確立した人物で、さらに「こけし」という名称を全国的に統一する活動を主導。こけしを単なる郷土玩具から文化資産へと押し上げた主要人物として知られています。 また、彼が自らが開いた、いなか風酒場「炉端」は、客が囲炉裏を囲む独特のスタイルが評判を呼び、後に全国へ広がった「炉端焼き」の原型となりました。 店内には膨大な《こけしコレクション》が飾られて、文化人や芸術家が集うサロン的な空間となり彼の収集した伝統工芸は、民俗学の交差点として評価され、こけし研究の礎を築きました。 その一方で「男根崇拝」という古代から地元に続く信仰を、ユーモラスかつ現代的に再生したのが「おがる祭」です。 生殖や繁栄を祈る儀礼に、酒場文化と東北の民俗が重なり合い、他に類を見ない祭として毎年旧正月5日、彼の経営した「炉端」に人々が集い、木片を削って男根型の木像を作り、近郊の道祖神に奉納。 その後、店に戻り酒宴を開き、帰路の際には削り屑を「お守り」として持ち帰りました。 《おがる祭》は単なる奇祭に止まらず参加者同士が「おがる講」と呼ばれる結社を作る程に盛況となりました。このユニークな祭りを考案した天江氏は、まさに「粋人」と呼ぶにふさわしい人物でした。 豆本『おがる祭りの記』は、その多才な人物像の一端を切り取った貴重な記録であり、彼の人間的な魅力とユーモアが、いかに多くの人々を惹きつけたのかを物語っています。 限定本の希少性からこの豆本は中々、市場には出ない非常に価値の高い奇祭蔵書です。 #奇祭 東京こけし会 #伝統こけし #郷土玩具 #炉端 阿部平四郎 天賞酒造
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