「知る沖縄」 朝日新聞記者　木村 司 2015年9月30日　第１刷発行 発行所　朝日新聞出版社 定価　1300円+税 　いま、再び注目を集める沖縄。普天間基地問題から太平洋戦争の沖縄戦、占領下＆復帰後の沖縄戦後史のことなど、沖縄の今と昔を豊富な写真と図で紹介してあります。社会人ならこれだけは押さえておきたい沖縄のことがこれ一冊でわかります。 【目次】第1章 「普天間から辺野古」の基地問題とは何か ・普天間基地返還のそもそもの理由 ・くり返される米軍の事件 ・首相が沖縄県知事を訴える異例の出来事 ・「普天間返還」へ日米合意後、なぜ混乱? 返還の対象が「普天間基地」となったのか? ・9割が民有地の普天間基地 ・基地の移設先が辺野古になった経緯とは ・移設に関して地元の名護はどう動いたか 第2章 押さえておきたい「沖縄と米軍基地」の基礎知識 ・沖縄の基地負担を数字で見る ・米軍の事件事故に関する日米地位協定 ・50年代以降、基地は本土から沖縄へ ・翁長雄志知事とはどんな人物か ・14年県知事選、翁長知事誕生の背景は ・鳩山元首相の県外発言と沖縄での反応 ・「基地が経済発展のじゃま」という意識が県民に広がる ・「基地がなくなったら困る」は本当か ・「基地を返さないでほしい」と表明した名護市長 ・返還後の跡地開発における経済効果は ・「沖縄だけ莫大なお金を授与」は本当か 第3章沖縄戦を知らずして理解は深まらず ・沖縄戦終結の日を「慰霊の日」に ・なぜ、沖縄が激戦地になったのか? ・日本軍の作戦で多くの県民が巻き添えに ・捕虜は恥の教えで集団自決した住民 ・戦場にかり出された子どもたち――ひめゆり、鉄血勤皇隊 ・戦後に沖縄だけが味わった苦難 第4章 米軍占領下から本土復帰の流れ ・「屈辱の日」と呼ばれる4月28日 ・米軍占領下での沖縄の暮らし ・沖縄では抑揚が禁止されていた日の丸 ・「銃剣とブルドーザー」による土地接収 ・50-60年代、本土への復帰運動の変質 ・沖縄返還をめぐる日米両政府の動き他 終章 沖縄のこれから―― ・沖縄独立論と琉球の歴史 ・沖縄米軍は本当に「抑止力」他 　表紙上部によれはありますが、本自体に染みや折れはありません。