純文学書き下ろし特別作品 昭和58年発行の初版　布製カバー 中上健次「地の果て至上の時」函・帯付き 新潮社 新品を購入後、長期自宅保管しておりおりました 函に経年による汚れがあるため「やや汚れあり」にしておりますが、函に守られて本自体はとても綺麗です。書き込み、蔵書印等ありません。 「血と風土の根源を照らす『地の果て 至上の時』をめぐって」と題された小島信夫との対談　の付録付き —— 以下、函に記載の著書の言葉 「三十歳で書いた初めての長編小説「枯木灘」から六年、この長編小説の構想を抱いたまま、執筆の機会を狙って放浪して来たような気がする。この長編小説が熱い塊だった時も、書物としての姿を顕わした今も、深い山の奥に居続けたという感じは変わらない。私が主人公を再生させたのではない。竹原秋幸が発したヴァイブレーションを受けて、私が現代に生きられる。　著者」 —— 帯の言葉 「父が子に伝えうるものは何か　女が男に与えうるものは何か この世に生きてあることの真実を、美しい自然の中に燦然たる交響的手法で展開させた、罪と救済の文学。」 —- 中上の意向により中上の存命中は文庫化されず、中上の早逝後の1993年7月に新潮文庫として文庫版が刊行された。現在は2012年に講談社文芸文庫として文庫版が刊行されている。 芥川龍之介賞受賞作『岬』、毎日出版文化賞、芸術選奨新人賞の受賞作で中上の代表作とされる『枯木灘』の続編であり、三部作を構成する。 『ウィキペディア（Wikipedia）』 #純文学　#文学　#中上健次　#新潮社