「私ハ、イツ死ヌノダロウ。“ちごいねるわいぜん”ヲ聴キナガラ、ソレバカリ考エル。―久世光彦晩年の執筆活動の中でも、もっとも愛情と時間を注いで書かれた長編小説。著者急逝のため未完となった、内田百〓（けん）へのオマージュにあふれる最後の傑作。」紀伊国屋書店 著者プロフィール 久世光彦［クゼテルヒコ］ １９３５年東京生まれ。演出家・作家。東京大学文学部卒業。ＴＢＳを経て制作会社を設立、テレビドラマの演出をはじめ、舞台演出、映画監督、小説・エッセイの執筆など、幅広いジャンルで活躍する。９２年「女正月」他の演出により芸術選奨文部大臣賞、９３年『蝶とヒットラー』でＢｕｎｋａｍｕｒａドゥマゴ文学賞、９４年『一九三四年冬―乱歩』で山本周五郎賞、２００１年『蕭々館日録』で泉鏡花文学賞受賞。９８年紫綬褒章受章。０６年３月逝去 朝日新聞社・２００６年４月初版発行の久世光彦「百閒先生月を踏む」帯付きです。装幀は鈴木成一です。経年のヤケもほとんどなく、シミや書き込み、蔵書印などもありません。 中古本であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします。