ベルルッティのマダムオルガ期の名作 チェルボレザーパティーヌトラベルバッグ ボストンバッグになります。 ルイヴィトンに買収される世界的メゾンへ育て上げた4代目マダムオルガの黄金期に展開された貴重なお品です。 当時革靴以外の販売を行っていなかったベルルッティが、顧客からの特別な注文以外にバッグの製作及び販売を開始。 そのメゾンの威信を賭けた錚々たる品々の一つがこちらです。 当時はまだ認知度も高くなく、日本国内への入荷は極めて少量でした。 当時の限定素材となるしなやかで柔らかいシボ感のあるチェルボレザー(鹿革)とパティーヌレザーを組み合わせた初期特有のデザインで、ハンドルの仕上げ方など非常に拘った作りです。 手袋などに多用される鹿革の肌触りは人肌に最も近いとされ、使い込むほど馴染み、水や摩擦に強い耐久性のある素材です。 軽量さを追求する為に金属パーツをほとんど使っておらず、ハンドル周りも拘りを感じる上質な仕上がりで重い荷物を持っても握り易いです。 全面レザーなので折り畳む事も可能です。 大きさの割に非常に軽量で普段使いはもちろん、旅行や出張時にも活躍します。 現在こちらはスペシャルオーダーでのみ購入可能で、お値段は853,000円の納期は4〜6ヶ月となりますが、こちらの素材ではなく現行のベネチアレザーに代替されるとの事でした。 ロゴ入りのカデナ(鍵)とクロシュ、Bを模したネームタグ、ショルダーストラップ、当時の純正保存袋が付属します。 現在生産していない小物アイテムなので、これらだけでも4〜5万円の価値があるかと思います。 インナーはスクリット柄で、ガバっと大きく開閉可能なWファスナー仕様になります。 お色は使い込むほど味わい深くなる飴色のブラウンパティーヌ。 サイズおよそ縦32横50マチ21cm もちろん確実正規品ですので日本全国のベルルッティにて磨きを含む無償有償のメンテナンスが可能です。 状態は車旅行で20回ほど使用して多少の使用感はありますが特筆すべきダメージや汚れのない美品です。 ハンドルやインナーも綺麗で底面は使用上避けられない僅かなスレはありますが、経年を踏まえれば良好かと思います。 時を経ても色褪せない名作を是非。 近々引越を予定しており、他にもベルルッティなど様々なお品物を出品しておりますので是非一度ご覧下さい。