「和漢朗詠集」粘葉本和漢朗詠集 シート印刷56枚完備 昭和13年 女子学習院作成 大塚工藝社◆書道 和様 商品説明 和様書道の頂点ともされて現在でも大いに臨書される、いわゆる「粘葉本和漢朗詠集 (倭漢朗詠集)」です。 出品は、いまから87年も前の、戦前の昭和13年（1938年）に、 女子学習院が企画したお品です。 おそらく女学生さんの書道のお手本として作成されたものと思われます。 かな書道の大家、尾上柴舟氏が監修をされており、 解説のシートが附録しています。お名前はご本名の「八郎」と 記載されており、皇族にもゆかりのある学習院からの発行のため、 雅号を避けたものかもしれません。 現在でもご健在で、このような書道関連や美術品の複製を多く手掛けてきた 大塚工藝社が手掛けたものです。 裏に印刷のない、シートで主要な部分をが56枚完備しています。 印刷様式の明記がありませんが、墨色が美しく再現されており、 大塚工藝ならではのお品と思います。 もしかしますと、ガラスを製版に用いるコロタイプ印刷ではと 推測しますが、明記がないため定かではありません。 裏に印刷がありませんので、裏から光をあてての敷き写しにも便利です。 布張りの美しい帙に収納されており、 少しの小傷やヤケなどありますが、全体の状態は非常によく、 大戦を挟んで90年近い経年を考慮すると、むしろこの状態で 残っているのが奇跡的ともいえるお品と思います。 現在では非常に入手の難しいものと思います。 書道をなさる方に、貴重な学習院発の、戦前の和漢朗詠集はいかがでしょうか。 注意事項 お手本が56枚、解説のシートが、布張りの帙に収納されています。 帙の表面に小傷やヤケシミが少しあります（画像）。 シートによってヤケやシミがあるものがあります（画像）。 全体の状態はよく、大戦を挟んでの90年近い経年を考慮すると、 むしろこの状態で残っているのが奇跡的ともいえるほどの 美品の範疇と言えると思います。