《ミルシテイン／ヴァイオリン・リサイタル》 ①J.S.バッハ：無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ②ジェミニアーニ：ソナタ イ長調 ③シューベルト：華麗なるロンドロ短調 ④ミルシテイン：パガニニアーナ変奏曲 ⑤リスト：コンソレーション［慰め］第３番 ⑥ストラヴィンスキー：ロシアの歌 ⑦コダーイ：巷に雨の降るごとく ⑧ムソルグスキー：ホパーク ナタン・ミルシテイン（ヴァイオリン） ジョルジュ・プリュデルマッシュ（ピアノ） 録音：1973年 ロンドン、1975年ミュンヘン 晩年のミルシテイン(1904-1992ウクライナ⇒アメリア）の演奏、研ぎ澄まされた美音については言うまでもないが、集中の美しさが素晴らしい。選曲にもミルシテインならでのこだわりがあり貴重。録音も響きが素直に入っており、文句無くおすすめ。 ①のバッハ無伴奏は全曲盤から採られたもの。パルティータ第2番は最も規模が大きく終楽章に置かれた「シャコンヌ」がなんといっても聴きもの。②のジェミニアーニは、バッハと同時代の音楽家でヴァイオリン奏法についての著述も多く残しています。このソナタも名技性の高いもの。③の「華麗なるロンド」はシューベルト晩年の傑作で内容的にも深い。④の「パガニニアーナ変奏曲」はミルシテインによる自作自演。1954年に作曲されたもので、パガニーニの《カプリース》の第24曲から主題を採って7つの変奏曲にしたもので技巧的にも高い。⑤のコンソレーション［慰め］は、ピアノ独奏曲が原曲ですが、リストの華麗な技巧は控え目で抒情的な小品で、これをヴァイオリンとピアノ用に編曲したもので、幸せな気分が味わえます。⑥の「ロシアの歌」はストラヴィンスキーが作曲した歌劇「マヴラ」の第1幕に歌われるアリアが原曲で、ロシア的な哀愁をたたえた美しい旋律が用いられています。⑦の「巷に雨の降るごとく」はコダーイが作曲したピアノのための《7つの小品》の第3曲を、ミルシテインが編曲したもの。⑧の「ホパーク」はムソルグスキーが作曲した歌劇「ソロチンスクの市場」に登場する舞曲を編曲したもの。 国内盤【廃盤】【新品未開封】18 ＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 　追加1点に付き各150円引き 　10点以上は全品150円引き （単品購入での値引きはご容赦ください）