義母の収納庫より 義父(10年少し前に98歳で他界)は大学で冶金を専攻したためその専門性から戦地に赴かず鉱山関係の仕事をし、一度だけ岐阜の高山に赴任してたとの事です。 65年ほど前なのですが、義母はそこでも茶道を続け、当時はお茶会の後に春慶塗りや輪島塗りの産地から行商人が来てた様だと主人は言います。 赴任が終わる時に、義母がいずれお茶のお仲間にお使い物にしようと考えたのでしょうか、結構な数の様々な春慶塗りを購入した様で、仕舞い込まれていた物の中には同じものが複数で残されてます。 東京に帰り、自身のお茶室でお茶のおもてなしを楽しんだ様ですが、50代の後半から実母の九州の介護が始まり15年程行きっぱなしになり、介護を終えて戻った時には年齢的にも、介護疲れもでもはや再開はしなかった様です。 98歳て他界した義父に間をおかず92歳で他界した後、第一次義実家片付けをした時は主人も現役で働いていて納戸や収納庫迄出来ませんでしたが、10年経ち第二次片付けで、沢山のお茶道具と共にこの種の春慶塗りのお盆が出て参りました。 私共関西のマンションでは持ちきれませんので一つずつ出品し、活かしてお使い下さる方の元に•••と 考えてます。　美品揃いです。　木地に薄らと縞模様が浮かび上がってる方です。 続けて出品した大お盆と重ねてみたのが写真No4,5 です。