◆昭和12年発行の古い本になりますが、興味のある方はご利用ください。 ◎『徒然草』（つれづれぐさ）は、鎌倉時代末期の歌人である吉田兼好が執筆した随筆集で、日本三大随筆の一つに数えられています。243段の短編から成り、日々の見聞や思索を気の向くままに書き綴ったもので、人の命や人生の移り変わりといった「無常観」や、当時の文化・社会に対する兼好の価値観が反映されています。 ☆目次☆ 1. 徒然草と兼好 2. 徒然草にあらはれた日本趣味：趣味と教養　尚古的・貴族的・伝統美　情趣的・不完全・簡素美　すなほさ　非現実味・自適の生活　自然愛 3. 処世論及び論理観－現実生活　交友　分を知れ　時を知れ　無欲括淡　保守　訪問　迷信　外相をつとむ　慈悲・動物愛護　政道論 4. 兼好の人間観と人間の完成－人間心理の剔快　愛情の人間味　求道の生活　心に主をおけ　人間らしさ ◉A5判。ペーパーバック。64頁。当時定価：二十五銭 ◉昭和12年6月28日 日本文化協会出版部より発行。文部省思想局編 ★状態ー表紙にクスミ、多少汚れ、端部のヤケ、ラベル上部に軽いヨレ、 表題ラベルのヤケやシミ、角や縁部の多少傷み、背表紙のヤケや上部に一部部欠損と小口天地のヤケやシミ、巻頭巻末見開き黄ばみやシミ、頁の軽いヤケや余白部のシミ、全頁上角の折れスジ等使用感がありますが、線引きや書き込みはありません。