「女性たちの自立への物語であると同時に、幕末から明治30年代に至る文化史でもある豊潤なロマネスク小説。 明治33年、15歳の菊地加根は九州から東京の森の学園・日本女学院に入学した。恋愛、友情、嫉妬……、「新しい女性」の理想を掲げた自由な校風の下、加根を取りまく女学生たちの青春の姿が細やかに描かれ、明治の群像が瑞々しく蘇る。女性たちの自立への物語であると同時に、幕末から明治30年代に至る文化史でもある豊潤なロマネスク小説。近代日本の百年を生きた著者の最後の大作。」『新潮社』 新潮社・昭和６０年１１月初版発行の日本文学大賞受賞作・野上弥生子「森」・帯付きです。経年によるヤケも少なく、シミや書込みなどはありません。函に透明OPPフィルム、本体にパラフィン紙を掛けていますが撮影のため外しています。 ３９年前の古書であることをご理解の上ご購入の検討をお願いいたします。 ※野上弥生子の以下の作品も出品しています。 野上弥生子日記 新潮日本文学アルバム 花