「将棋界の俊鋭・河辺真吾八段の愛娘が誘拐された。「身代金１０００万円を軽飛行機から投下せよ」というのが、犯人の要求であった。折りしも河辺八段は、将棋最高位を賭けて不敗の名人と対局しなければならなかった。犯人追求の行方と勝敗の帰趨が絡み、異常なスリルを醸す、第１２回江戸川乱歩賞受賞作。」 Google Books 著者プロフィール 昨年６月に９１歳で亡くなりました。1966年、「殺人の棋譜」で江戸川乱歩賞。「タロット日美子」シリーズ、「江戸川警部」シリーズなど420以上の作品を発表、多くのベストセラーを生み出した。他の代表作に「奥の細道殺人事件」「水の魔法陣」など。将棋ファンとしても知られ、アマ六段の腕前。将棋に関する著作も多く、棋界への貢献により、97年に大山康晴賞を受けました。 講談社・昭和４１年８月初版発行の江戸川乱歩賞受賞作・斎藤栄「殺人の棋譜」帯付きです。装幀は数々の新聞・雑誌の小説の挿絵を手がけ、講談社挿絵賞や菊池寛賞を受賞した風間完です。経年のヤケが少しありますが、シミや書き込み、蔵書印などはありません。 ５９年前の古書であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします。