「北の浜辺にひっそりと咲く、はまなすの花。傷つき、こわれやすい生への愛惜をこめた、北国に開いた、静かで、透明な美しさをたたえる、愛の物語。北国の若い獣医、東京に嫁いだ姉、都会に憧れる妹の兄妹三様のひたむきで真摯な人生を、はまなすの花に寄せて、砂地に染み透るようにしみじみと描く。三浦文学の円熟の境地を示す長編恋愛小説。」 Google Books 講談社・昭和５７年１１月初版発行の三浦哲郎「はまなす物語」帯付きです。装幀は生涯野の花を描き続けた洋画家の深沢紅子です。 三方にヤケが少しありますが、シミや書き込み、蔵書印などはありません。 古書であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします。 ※三浦哲郎の以下の作品も出品しています。 初夜　 忍ぶ川（芥川賞・昭和３６年初版） 母の肖像 はまなす物語