鉄道配線大研究 乗る、撮る、未来を予測する 鉄道配線図というコアな視点から、日本の鉄道の奥深さを解き明かす川島令三氏の大研究書が登場です。「線路から読み解く、鉄道のヒミツ」をテーマに、ターミナル駅から地下鉄、路面電車、そして貨物駅まで、あらゆる場所の配線に秘められた運行の知恵と歴史の痕跡を徹底的に解析しています。 著者は鉄道アナリストとして、長年にわたり配線図を通じて日本の鉄道のすべてを見てきた第一人者。本書は、その知識の集大成とも言える内容で、配線図の基本的な知識から始まり、「原点」であるターミナル駅の配線（東京駅、品川駅、新宿駅など）を緻密に解説しています。特に新宿駅の複雑な配線図は、鉄道マニアなら誰もが唸るポイントです。 単線区間の行違いやスイッチバックの構造（富士急行線富士山駅など）、さらには地下鉄や路面電車の特殊な配線（シールドトンネル内のホームや平面交差）まで、普通の鉄道書では深掘りされないニッチな情報が満載です。「JRの分岐駅」の章では、伯備線伯耆大山駅などのJR形配線の進化にも触れており、ダイヤ改正や運行計画に興味のある読者にとって、未来の予測にもつながる知的好奇心を刺激する内容です。 鉄道趣味の新たな地平を切り開く本書は、配線図の楽しさ、そしてそこから広がる鉄道の魅力を再発見させてくれます。時刻表や編成だけでなく、「線路の奥深さ」を知りたいというコアな鉄道ファンにとって、まさに決定版の専門書です。 2017年 講談社 253ページ #ほかの鉄道書はこちら #ほかの時刻表はこちら #鉄道配線 #線路 #配線図 #ターミナル駅 #スイッチバック #地下鉄 #路面電車 #貨物列車 #車両基地 #川島令三 #鉄道アナリスト #講談社 #鉄道運行 #鉄道構造 #信号機 #ホーム #ポイント #新宿駅 #JR形配線