学生時代、とても品のある女性から譲り受けたリングとなります。 彼女はいつも洗練されたファッションを身にまとっていたのに、なぜかこのノーブランドの指輪だけは長年大切に身につけていました。ある時ふと理由を尋ねたところ、「これが、うちの家運を支えてくれているの」と穏やかに笑っていたのが印象的でした。 身分の違いを感じる場面も多く、最初はどこか距離を置いてしまっていたのですが、ある日偶然、私の家庭が経済的に苦しいことを彼女が知ってしまい、「大切な友人へ」とこの指輪を手渡してくれたのです。 私自身もお守りのように大切に身につけていたところ、不思議なことに金銭的な問題が少しずつ解消していき、気がつけば長年悩まされていた借金もすべて返済できていました。さらには、副業で始めたビジネスが大きく成長し、安定した収入源にもなりました。 今では結婚もし、落ち着いた生活を送っております。このたび、彼女の了承のもとで、手元にあるいくつかのコレクションを出品させていただくことになりました。