武士画 銘‐　紫雲 【説明】 絵の中に鳥居がありますが、鳥居とは、神社 の入口に立って、神域と人の住む俗世界との 境界を表すもの。 神社の境内への出入り口としての門の役割を するだけでなく、独特の形を持つことから、 神社、神域のシンボルともなっています。 鳥居の頭文字は鳥。 この鳥は古代より神霊と深いつながりがあり、 天岩戸を開いた長鳴鳥、神武天皇を助ける八 咫烏など、神話には繰り返し聖なる鳥（八咫 烏）の話などがあります。 八咫烏など神様の聖域それが鳥居。 弓矢を持った武士の表情は戦いの顔ではなく 非常に穏やか、且つ弓矢もやや下に向けてい るのが分かります。また馬の足先を見ると完 全に止まって少し後ろに下がっている様子。 こちらの掛け軸は、武士（が意味する俗世間） 、鳥居（が意味する神域）の対比を描いた画 となります。 神域はその溢れるパワーより、如何なる存在 も辟易させるもの。 1枚の絵で見事に描いています。 縦約180.5cm 横約60.3cm 軸約66.2cm 古い掛軸です。 共箱なし。本体のみ。 エケコのプロフィールをご確認の上ご購入く ださいませ。 D