【自然随筆・高原の四季を描く】 『高原風物誌』今井雄二 著／東京同信社／昭和39年5月10日発行／四六判・214ページ 高原に吹く風、草花の揺れ、鳥の声。 本書は、長野県・八ヶ岳山麓を中心とした高原の自然と暮らしを綴った随筆集であり、季節ごとの風物や人々の営みが、静かな筆致で描かれています。 本書の魅力： 高原の植物・動物・気象など、自然観察の記録が豊富 登山や山岳文学とは異なる、暮らしに寄り添う自然描写 文章はやわらかく、読後に風の匂いが残るような余韻 自然愛好家、田舎暮らしに憧れる方、静かな読書時間を求める方におすすめです。写真、スケッチ、水彩画が本文を飾っています。 高原の一日を、ページの中でゆっくりと歩いているような一冊です。 ご覧いただきありがとうございます。