時刻表でたどる新幹線発達史 時代とともにあゆんだ新幹線半世紀の物語 「新幹線」という日本の大動脈の歴史を、時刻表という生きた資料から丹念に読み解いた、鉄道ファン必携の記録集 著者の寺本光照氏が、豊富な知識と資料を駆使し、昭和39年の東海道新幹線開業から、山陽・東北・上越・九州と延伸を重ねる半世紀の物語を、単なる車両や路線の紹介に留まらず、ダイヤ改正の変遷を通して詳細に解説しています。 本書の魅力は、「のぞみ」「ひかり」「こだま」といった列車名の編成、車両形式の進化、新大阪駅の建設秘話、そして新幹線唯一の未成線となった成田新幹線の話題まで、幅広いトピックを網羅している点です。 時刻表のデータから、各時代の新幹線の運行実態やスピードアップの歴史を視覚的に捉え、時代とともに変化する日本の鉄道網の姿を鮮やかに描き出しています。 特に、時刻表の表紙画像が随所に挿入されており、当時の世相や新幹線が担った役割を感じ取ることができます。新幹線が「夢の超特急」として日本にもたらした衝撃と、その後の高速化への飽くなき挑戦の記録は、単なる鉄道史を超えた日本の近代史としても読み応え十分です。 2013年 JTBパブリッシング A5 192ページ #ほかの鉄道書はこちら #ほかの時刻表はこちら #新幹線 #時刻表 #東海道新幹線 #東北新幹線 #九州新幹線 #成田新幹線 #寺本光照 #JTBキャンブックス #ダイヤ改正 #鉄道発達史 #鉄道史 #鉄道研究