オランダのアマティ室内管弦楽団は1992年にギル・シャロンの発案によりマーストリヒトで設立された。活動は国際的とは言い難いがこの録音は明るく躍動感あふれる演奏。①はヴィオラの調弦が半音高く設定されていることによりヴィオラがヴァイオリンと対等に響く工夫が見事との評もある。ブリリアント・クラシックスによるモーツァルト・エディション（170CD）の一部として2005年に再発売されている。ギル・シャロンは、ルーマニア生まれ・イスラエル育ち、オランダで活躍するヴァイオリニスト。ユリ・ガンデルスマンはイスラエル・フィルの首席ヴィオラ奏者であった。Columns Classicsは、規模の小さい独立系クラシック音楽レーベルでバロックやルネサンスの声楽作品に特化し、著名な古楽奏者との共演や希少な音源に特化したレーベル。大手とは一線を画し小規模で選りすぐりの質の高い録音を提供する。 モーツァルト ①ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364 ②セレナード第4番 ニ長調 K. 203 (K6. 189b) ギル•シャロン（指揮&ヴァイオリン）アマティ室内管弦楽団 ユリ・ガンデルスマン（ヴイオラ） 録音：1996年5月12,13日、ケルクラーデ、オランダ コラムス•クラシックス海外盤