『般若』の木彫りの面になります。 年代、作者等不明です。 頂き物なので、詳しくは分かりません。 ●般若面の特徴 　上半分が眉根を寄せた悲しげな表情であるのに対 　　し、下半分では大きく開かれた口が激しい怒り 　　を表している。このような造形は、怒りと悲し 　　みを抱えた鬼女の心の二面性を表現している。 　般若は鬼女の面であり、額には二本の長い角が生 　　えている。頭頂部には、左右に分けた髪の毛が 　　描かれているが、般若の場合は毛が乱れて凄ま 　　じさが表現されている。額には作り眉が描かれ 　　ている。ひそめた眉の下にある眼の瞳孔の部分　 　　のみ穴が開いている。口はかっと大きく開かれ　 　　上下の歯と二対の牙があらわになっている。 　女性の嫉妬と恨みを極限まで高めた女性が変化し　 　　た怨霊の面である。 　般若は顔が怖ければ怖いほど魔除けの力が強いと 　　される御守りです。 ◎般若の表情が堀面独特の印影・表情で迫力のある 　　お面です。