ショパン ①バラード第1番 ト短調 Op.23 ②バラード第2番 ヘ長調 Op.38 ③バラード第3番 変イ長調 Op.47 ④バラード第4番 ヘ短調 Op.52 ⑤スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20 ⑥スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31 ⑦スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39 ⑧スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54 アルトゥール・ルービンシュタイン（ピアノ） 録音：1959年4月①～④、1959年3月⑤～⑧（ステレオ） ショパンのピアノ曲の中でも特に情熱ほとばしるバラード&スケルツォ全8曲。ルービンシュタインの演奏は、過度の華美な装飾やテンポルバートを抑えたオーソドックスな演奏ですが、楽譜に忠実ながら、溢れんばかりの情感を魅せてくれます。音の色彩も多彩で見事。早いパッセージは玉が転がるよな響き。強弱にもメリハリがあって情熱的、メロディは流麗でこの上なく美しい、至高のバラード&スケルツォ全集。録音も素晴らしく、リマスターされた音は明瞭そのもの。残響も少なく丁度良い。ルービンシュタインのブレス（息遣い）が聞こえてくるほどクリアーな音。 ルービンシュタインのショパンというと、もはや言うまでもないといわれる程の出来映えである。そんな彼の作品の中でも、このアルバムは特に推薦したい。技巧的にも難しい作品であるので、ルービンシュタインのような巨匠級が弾いてこそ、その真価が発揮されるのが理由ですが、すさまじい迫力溢れるスケルツオ１番、気高い気品が感じられるスケルツオ2番など、個性的な演奏である点も聴いていて面白い。スタンダードなアルバムを求めている人も、あるいは個性的な演奏を求める人にもどちらにもお薦め。 ルービンシュタインの演奏は一言でいえば「大家の風格」を感じさせるもの。名曲名盤500では、ポリーニ盤が第1位、ルービンシュタイン盤が第2位ですが、優劣をつけられるものではありません。この曲集をお好きな方は、ルービンシュタイン盤、ポリーニ盤、アシュケナージ盤（もう一つ加えるならフランソワ盤）は必聴だと思います。 国内盤、帯無し　 盤面細かいすれ目立ちますが再生問題無し ＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 　追加1点に付き各150円引き 　10点以上は全品150円引き （単品購入での値引きはご容赦ください）