✳︎長野県郷土玩具狆乗り童子（犬乗り童子） ✳︎工人：五代目 奈良久雄 ✳︎製造時期：昭和期 ✳︎サイズ：約 高さ95×幅90×奥行42mm ✳︎状態：非常に良好な美品。丁寧に保管されていたため劣化が少なく、割れ、欠け、目立つ彩色のはがれはございません。画像にて状態をご確認ください。 こちらは、長野県中野市に江戸時代から伝わる伝統の郷土玩具、「中野土人形（中野人形・奈良家系）」の五代目当主、奈良久雄氏が昭和期に制作された、非常に希少な作品『狆乗り童子（犬乗り童子）』です。五代目・奈良久雄氏による稀少作：長きにわたり中野人形の伝統を継承した奈良久雄氏の、温かみあふれる手仕事の逸品です。特に昭和期の作品は、土の質感が強く残る素朴な造形と、力強い彩色が魅力です。六代目へと受け継がれた今、五代目の作品は年々入手が難しくなっています。 愛らしい狆（犬）に童子が乗る構図は、安産・多産の象徴である犬と、健やかな成長を願う子供のモチーフが組み合わさった究極の吉祥意匠です。 子どもの魔除け、無病息災、長寿を願う縁起物として飾られてきました。童子の穏やかな笑顔と、狆の愛嬌のある表情に心癒されます。 ◉中野土人形（奈良家）の歴史 中野土人形は、江戸時代後期（文化・文政年間：1804～1828）に、初代・奈良栄吉が京都の伏見人形に心惹かれ、型を譲り受けたのが始まりです。奈良家の人形は、小型で童子ものが多く、愛らしい顔描きが特徴です。約200年の伝統のかたちに、温かみを感じていただけます。 現在も奈良家と西原家で伝統が守られていますが、その製品は一般の通販やお店ではほとんど販売されておりません。購入できる期間は、毎年3月31日から4月1日にかけて開催される＜中野ひな市＞の即売会に限られます。かつては全国から愛好家が殺到し、抽選で限定された人数しか購入できないほどの人気と希少性を誇ります。市場に出回る機会は極めて貴重です。 検索語句 #中野土人形 #郷土玩具 #福助 #奈良久雄 #奈良由紀夫 #中野人形 #立ヶ花人形 #民藝 #縁起物 #正月飾り #五穀豊穣 #招福 #開運 #福徳招来 #千客万来 #昭和玩具 #古道具のある暮らし #山本鼎 #芹沢銈介 #バーナードリーチ #ビームス #みんげいおくむら #folktoy #フォークトイ