ウィルソン社のユーフォニアム、TA2900のラージベル仕様です。現在は受注生産となっています。手持ちのTA2900と比較するために中古で購入しました。 前使用者がたいへん大切に扱っていたか、或いは、使用頻度が少なかったかで、たいへん綺麗です。 ３番ピストンの枝管にエクボが（６枚めの写真）、右手親指の当たるところに若干のくすみがあります。メッキの薄い所や、キズはありません。 作りは現在のTA2900よりも丁寧で、抜き差し菅の嵌合も完璧です。 音色は、未熟な私の演奏では、TA2900との違いは分かりませんでした。吹奏感は若干軽く感じましたが、個体差の範囲内だと思います。 音程の癖ですが、３枚目の写真の様に各抜き差し管を抜いた状態で、ほぼＢ♭の純正律です。3番のエクボはピッチに影響はありません。 コンペ付きの楽器なので、高校音楽科・音大進学等でお値打ちな楽器をお探しの方には十分だと思います。