掛け軸の「松竹梅鶴亀」（まつたけうめつるかめ）は、日本伝統の慶事掛（いわゆる祝い事用の掛け軸）として人気のモチーフで、松・竹・梅の植物と鶴・亀の動物を組み合わせた縁起の良い絵画です。単なる装飾ではなく、長寿・繁栄・不変の幸福を象徴し、家庭の調和や慶祝の場に飾られることで空間に格調と幸運を添えます。 ◆象徴的な意味合い 松竹梅鶴亀は、各要素が互いに補完し合い、人生の繁栄を総合的に表します。 ・松（まつ）: 不変の象徴。厳冬でも緑を失わず、永遠の生命力や忠義を表す。高貴な家系の繁栄を願う。 ・竹（たけ）: 成長と活力の象徴。しなやかで折れず、急速に伸びる姿から子孫繁栄や発展を意味。鶴亀との組み合わせで、飛躍的な幸運を強調。 ・梅（うめ）: 忍耐と再生の象徴。雪の中で花開く姿が、逆境を乗り越えた喜びを表し、春の訪れや新たな始まりを予感させる。 ・鶴（つる）: 長寿と発展の象徴。「鶴は千年」とされ、翼を広げ飛ぶ姿が限りない飛翔・成功を招く。仙人の乗り物として、不老長寿のイメージ。 ・亀（かめ）: 安定と長寿の象徴。「亀は万年」との伝説から、悠久の寿命と堅実な繁栄を表す。水中の移動手段として、永続的な幸運を象徴。 全体として、「鶴は千年、亀は万年」の言葉に集約され、長寿・健康・家内安全・子孫繁栄を祈る万能の縁起物。風水的に家庭の玄関や居間に飾ると、ポジティブなエネルギーを呼び込むとされます。 新品未使用の掛け軸でしたが、写真撮影のために開封しております。 長期間保管していたため、外箱に汚れや破損がございます。 商品の状態につきましては写真を確認していただいた上で判断お願いします。