吹奏楽で"ジョン・フィリップ・スーザ"や"アルフレッド・リード"の楽曲にTrumpet譜とは別にCornet譜がある場合、以前はトランペットで代用するバンドが大半でしたが、最近では作曲者の指示通りにCornetに持ち替えて演奏するバンドが増えてきました。 現在主流のショートコルネットは金管バンド（ブラスバンド）用で、木管楽器のパートを受け持つための楽器です。スーザやリードのWINDバンド用の譜面にコルネットの譜面がある場合には、ロングタイプのコルネットで演奏することを想定しています。 本器はYAMAHAが米Schilke社との提携期にラインナップされていたモデルで、比較的トランペットに近い吹奏感なので、トランペット奏者が譜面の指定で持ち替えるのにも違和感がありません。 現在YAMAHAのロングコルネットの国内流通は無く、アメリカへの輸出用だけとなりました。 YAMAHAのロングコルネットのプロフェッショナルモデルは現在主流のLボアではなく、Mボアタイプだったため、結構きつい吹奏感でした。本器はイエローブラスのLボア器で上級者の演奏にも応えるスペックをカスタマイズにより実装しています。 ★カスタマイズ内容 ◉1stスライドをリバースにリビルド ◉1stスライドにリングタイプのサムフックを装着 ◉3rdスライドの可動式フィンガーリングを固定タイプのフィンガーリングに換装 ◉3rdスライドにライヤー（譜面挟み）ホルダーを装備 ★出品内容 ・コルネット本体 ・マウスピース（ロング用） ・ハードケース（保管用） ★コンディション ・経年使用による、ラッカーの劣化、凹み、打痕がありますが、吹奏に影響するようなものは有りません。 ・スライド、バルブは超音波洗浄に加え、ラッピング（摺合せ）処理等のオーバーホールを実施しています。 ★アトリエカスタム（インスト・トーディング） YAMAHAのシルキーとの提携機にラインナップされたトランペット、コルネットのカスタマイズを得意とする工房です。洗浄、オイル、グリース補給で整備済みとした転売楽器とはまったく異なります。