『和気藹然春（わきあいぜんのはる）』 春のお茶会に丁度良い御軸です。「和気」とは長閑な春の陽気を表す言葉で、「藹然」は穏やかで満ち足りた様子を表しております。したがって、春の暖かく穏やかな雰囲気が人々を和ませていたという意味になります。落款は『相国無為八十一歳衲書』、共箱の蓋表には『和気藹然春一行弌幅』、蓋裏に『相国無為室衲題書』として印が捺してあります。表装は現在では貴重な紙表装で侘びたお仕立てになっております。揮毫されて60年以上経過しており、恐らく表装もその時のまま（ウブな状態）で、全体にシミが出ており、巻きジワも若干ございます。状態は写真でご確認ください。箱の状態は良好です。 共箱。紙本。塗軸。 長さ196㎝　幅42.2㎝（表装を含む） ＊長さがありますので、床の高さをご確認の上ご購入下さい。 ▢山崎大耕（やまさきたいこう） 明治8年(1875)～昭和41年(1966) 臨済僧。島根県生まれ。室号無為室。号は大耕。島根県の瑞光寺瑩巌について得度。天龍僧堂い掛塔。高木龍淵・橋本峨山に参じる。相国僧堂師家・相国寺派管長を歴任。昭和41年遷化。92歳。 【参考文献】 茶掛の禅語辞典　淡交社 #自分だけの茶道具を持ってみませんか #茶わん屋食堂 #茶道 #茶道具 #掛軸 #床 #山崎大耕 #茶道 #臨済宗 #相国寺 #古美術 #和 #瀟酒 #古美術 #茶の湯 #日本文化 #床の間 #茶会