◎日本経済新聞連載の「崩壊の兆し・十選」を発端として、以後五年間の『地球』誌に書き上げられ、崩壊の様々な相から照らし出す古今の画家論。〈西洋美術〉崩壊論。第三エッセイ集。 ☆目次☆ ⚫︎崩壊の兆しー十選 ⚫︎時代の使徒ーピカソ ⚫︎浮遊感覚ーエル・グレコ ⚫︎深層の嵐ーターナー ⚫︎崩壊する建物、あるいは夢の尖兵ーモンス・デジデリオ ⚫︎はずれた関節ーポンモルト ⚫︎形への接近ー渡辺登 ⚫︎廃物のオルガナイザーー入江比呂 ⚫︎関係の崩壊ーゴッホ ⚫︎才能の崩壊ーエルンスト・フックス ⚫︎西洋美術の運命ーエジプト美術をめぐって ◉四六判。ソフトカバー。帯付き。216頁。定価：¥2000 ◉1999年3月25日第1版第1刷。六花社より発行。 ◉巻末に「図版」目次あります。 ◉著者については最後の画像をご確認ください。 ◉カバー写真：表裏とも「ルクツール神殿にて」著者撮影 ★帯に気になるシミ、背表紙角部の破れ等使用感があります。本体の軽い歪みや表紙に上縁部の折れ、裏表紙に凹みキズと小口天地の黄ばみやシミ等使用感はありますが、本文は線引きや書き込みも無くきれいです。