昭和30年代前半まで馬に引かせて田んぼの代かきに使用していた馬鍬です。60年以上の間、農業倉庫に保管していたものです。ほこりと泥は洗車ブラシで水洗いしましたが、縄はボロボロに朽ちていないので、新しい縄に交換するときの参考になると思い外しませんでした。麻縄に交換すると立派です。素材はとても硬質な木材のようで、傷はありますが腐食などの劣化はありません。鍬の鉄も錆ていますが、表面だけのようです。ただ、鍬のうち一本だけが横に曲がっています。取っ手と鍬の台木を結合している両側の支柱に擦れて消え掛かっていますが、片側には岩崎式？もう一方の側には特許一六十二号？と刻まれています。 寸法は鍬の台木の長さ99cm程度、鍬の先端から取っ手中央までの高さ69cm、牽引ロープを掛ける両側の棒の先端から台木の後端までの長さ33cm程度です。なお、取っ手のホゾと両側支柱のホゾ穴はクサビが抜けているため、固定するにはクサビを差し込む必要があります。 9月中はメルカリの梱包発送たのめる便を利用できませんが、この地域の利用が回復すれば、送料は8,600円で可能となります。ご連絡いただければ、発送方法、価格を修正して再出品します。