・旭玩具 モデルペット No.5 ダットサンブルーバード 1/42 ・この車種は1959年に登場したダットサン211系の後継車種で、初めてブルーバードを名乗った310系です。所謂「柿の種」と呼ばれる小さなテールライトが特徴の前期型、前後バンパーにオーバーライダーを装備している外観から上級の1200デラックスのモデル化です。 ・このミニカーは1960年7月発売品で、1959年10月にスタートした国産初の本格的ミニカーシリーズとなったモデルペットでもごく初期の頃の製品となります。 ・このミニカーは後に金型を変更し1962年6月にNo.17として後期型が発売されるまでの約2年間発売されていましたが、座席付きに改良されたのはNo.17になってからで、このNo.5は座席なしの仕様のみとなります。 ・大変古い時代のミニカーで、ライトやグリル、バンパー等細部は彩色で表現されているものの、モデルペット初期の製品らしく優れた造形と彫りの深さが見どころです。 ・この車種の同時代には大盛屋(初期のフリクションシリーズ)と競作になりましたが(1961年発売)、そちらはバンパーにオーバーライダーのないスタンダード仕様です。古い時代の製品だけにそれぞれ造形的解釈の味わいが異なりますが、このモデルペットは本格的なミニカーとしての雰囲気が魅力です。 ・また近年のモデルとしてはトミカリミテッドヴィンテージで現代的な小スケールモデルが発売されており、スケールの違いはありますが、並べて楽しめるのではないでしょうか。 ・この個体の状態ですが、永年コレクション品として大切に保管されていたと思われ、塗装剥げもほとんど見られません。但し、この品番の現存品の多くは経年による塗装荒れが大変目立ち、こちらの個体も例外ではありません。また、左側ヘッドライトからフロントフェンダー前部にかけて僅かな塗装のひび割れのようなものも見られます。これら経年変化はダイキャスト材の成分によるものと思われ、ダイヤペット等の古いダイキャストミニカーでは時々見られる症状です。箱は付属しません。 ・約65年前の大変古い品物のため、上記の状態を画像でよくご確認の上、ご検討いただけますと幸いです。 スケール...1/43 アサヒ玩具 ダイヤペット