「雨月物語」で知られる上田秋成に関する13の論稿を集めたものです。佐藤春夫は、「雨月物語」よりも「春雨物語」を高しとし、それを秋成の代表作としています。「なかでも「樊噲（はんかい）」の一篇こそが、作家秋成の全部をここに注ぎ尽くした傑作と信じている」と述べています。 ※本作品は佐藤春夫急逝３か月後に、ご遺族の意向もあり島田謹二氏が諸稿を取りまとめたものです。 桃源社・昭和３９年８月初版発行の佐藤春夫「上田秋成」函付きです。本体ににパラフィン紙を紙掛けしています。この為画像が白濁して写っています。 古書であることをご理解の上、購入の検討をお願い致します。