本場大島のヨコソの着物です。 藍色の地に赤と緑色のヨコ糸だけで模様を織り出したもので、ヨコソ(ヨコ絣)といいます。(写真15,16枚目) ヨコ絣の絣は小さなヨコ線となって現れ、この線だけで柄にしていきますのでデザインの自由度が高く、さまざまな柄のものが織られています。 一時染めの着物で横段ぼかしの4丈物が流行しましたが、そのような段ぼかしに似た織り柄で、藍色の中に赤く焼けた雲の夕焼け空を表現するような、自由度の高い柄を織り成しています。 ヨコソの着物も立派な本場大島の着物です。 胴裏は白の羽二重、八掛は紬用の両駒の赤紅色を使用しています。 寸法(単位㎝) 身丈(背)151.5 裄63 袖巾32 袖丈30.5 後巾30.5 前巾24.5 バチ衿 表地に汚れは無いようですが、胴裏の衿下、左胸、右胸と左右の袖の前にシミがあります。(写真6~13枚目) 地入れが甘かったのか、少し生地が固いようです。そのため膝裏に細かなシワが残っています。 シミ、汚れ等はできる限りチェックしておりますが、見落としのある場合もございます。 ご理解の程、お願いいたします。 デジカメの画像です。スマホやパソコンによって、色の違いがでることがありますので、ご了承下さい。また、カメラの特性で違う色になることが多々ありますのでお断りしておきます。
2 週前