今宮神社(いまみやじんじゃ)は、京都市北区紫野今宮町にある神社。社格は旧府社。別名「玉の輿(たまのこし)神社」とも呼ばれる。京都市北区・上京区において大きな氏子区域を持ち、祭礼の規模が比較的大きな神社として知られている。 ご提供は、御朱印と由緒書の二点セットです。 当社地には平安建都以前より疫神(えきしん)を祀る社があったと言われる。建都ののち平安京が栄える一方で、人々は疫病や災厄に悩まされ、これを鎮めるため神泉苑、御霊社、祗園社など各地で盛んに御霊会(ごりょうえ)が営まれた。 今宮社の紫野御霊会もその一つ。すなわち、一条天皇の御代正暦五年(994)、当社地の疫神を二基の神輿に齋いこめて船岡山に安置し、神慮を慰め奉って悪疫退散を祈った。これが紫野御霊会であり今宮祭の起源である。そしてこの時、京中の老若男女は挙って神輿に供をし船岡山へ登り、綾傘に風流を施し囃子に合わせて唱い踊り、病魔のよれる人形を難波江に流したといわれる。これが夜須礼(やすらい祭)である。京都三奇祭の一つ。