NHK 朝ドラは「ばけばけ」となりまして、今や妖怪が大注目でございますね。そんなときに「ばけばけ」の予習に最適のご本をご隠居様の書庫で見つけてまいりました。 妖怪とは何か？その問いに真正面から挑む、京極夏彦による異色の対談集『妖怪大談義』でございます。 このご本では、民俗学者、作家、漫画家、映画監督など、ジャンルを超えた15人の“妖怪愛好家”たちが集い、妖怪をめぐる知と情熱をぶつけ合います。 八犬伝からシンデレラ、庚申信仰から都市伝説まで、話題は縦横無尽に広がり、妖怪が単なる怪異ではなく、文化・信仰・社会の鏡であることが浮かび上がります。 水木しげるとの師弟対談や、宮部みゆきとの犯罪論など、ここでしか読めない珠玉のやりとりも満載。妖怪図鑑を眺めていたあの頃のワクワクが、知的興奮とともに蘇ります。 読むほどに「妖怪とは人間そのものだ」と気づかされる、濃密で刺激的な一冊で、妖怪好きはもちろん、京極ファン、文化論好きにも刺さること間違いなしでございます。 これを読めば「ばけばけ」の世界がよくわかる『妖怪大談義』は、ご隠居様の書庫で保管されておりましたので、状態は写真でご確認いただき、ご購入をご検討ください。 ご覧いただきありがとうございます。