2000年3月にパリで行ったブライアン・フェリーのソロライヴの映像作品です。 前年に発表した古いミュージカル等のスタンダード曲をカバーしたソロ・アルバム「As times go by 〜　時の過ぎゆくままに」からのスタンダードナンバーと、フェリー〜ロキシーミュージックのオリジナルナンバーが違和感なく見事に流れる様に歌われていきます。 同作に参加したベテラン・ミュージシャンを含むジャズバンドと、クラシック弦楽四重奏団＋ハープ兼パーカッション担当の計５名の美しい女性ミュージシャンの演奏が素晴らしく、スタンダードナンバーと比べて全く遜色の無いフェリーのオリジナルの楽曲の素晴らしさを痛感します。 そして、なんと言っても、このDVDのハイライトは、ラストの4曲であるアヴァロン〜ジェラスガイ〜レッツスティックトゥゲザー、ラヴイズザドラッグです。最後の2曲では、観客も総立ちです。 収録時間が60分と短めではありますが、この充実度は半端なく、もう一度最初から見たくなります。 解説書は、今は亡きTOKYO JOEこと今野雄二氏。 東芝EMI株式会社より2003年発売