鉄道ジャーナル 1971年7月号 No.51 特集 私鉄の急行電車 ナローゲージの終焉と北海道のSL鈍行！昭和46年の「私鉄急行」探求の記録 昭和46年（1971年）7月発行の『鉄道ジャーナル』No.51は、国鉄の蒸気機関車が活躍し、地方私鉄の終焉が迫っていた時代の鉄道の熱気を伝えます。 本誌のメイン特集は、早稲田鉄研の渾身の調査による「私鉄の急行電車」です。大手私鉄から中小私鉄に至るまで、当時の急行列車が徹底的に追跡されています。この特集で取り上げられた地方私鉄の急行の中には、その後に会社自体が消滅したものも多く、在りし日のヘッドマーク姿などの写真は、今となっては非常に稀少な記録です。私鉄急行電車の最盛期から衰退期の様子を詳細に知るための一次資料。 さらに、鉄道史にとって重要な記録が巻末に掲載。この年の春に全線廃止となった岡山県の井笠鉄道の「さよならルポ」が、カラー写真付きで数ページにわたって収録されています。ナローゲージ（762mm軌間）の愛らしい軽便鉄道の最期の姿は、軽便ファンにとっては涙なくしては見られない貴重な記録。 そして、巻頭のドキュメント追跡ルポは、当時の鉄道ファンの情熱と冒険を物語っています。夜行急行と青函連絡船を乗り継ぎ、北海道の函館本線（山線）や石北本線・上越本線といった路線で運行されていたSL夜行鈍行を実乗・撮影したレポート。蒸気機関車が主役だった良き時代の北海道の鉄道風景を広げます。これらの路線のSL鈍行は、コアなマニアしか知らなかった「石北上紋鈍行」のような列車も含め、国鉄ローカル線がまだ貨客輸送の幹線として機能していた頃の様子を克明に記録しており、北海道の鉄道史を知る上で欠かせない資料です。 軽便・私鉄・SLという、日本の鉄道趣味の三大テーマが詰まった、歴史的価値の高い一冊です。 1971年 鉄道ジャーナル社 B5版 #ほかの鉄道書はこちら #ほかの「北海道廃止線関連品」はこちら #ほかの「軽便ナロー専用線」はこちら #ほかの「廃止私鉄関連品」はこちら #ほかの「国鉄廃止線」はこちら #鉄道ジャーナル #私鉄急行 #井笠鉄道 #軽便鉄道 #ナローゲージ #函館本線 #石北本線 #上越本線 #SL夜行鈍行 #蒸気機関車 #国鉄 #昭和46年 #早稲田鉄研 #さよなら運転 #貴重写真 #鉄道ルポ