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チャイコフスキー交響曲第4番、ベートーヴェン『皇帝』 ギレリス、ベーム&チェコフィル(1971年ステレオ) 王者ギレリスの皇帝。ベーム&チェコフィル最高の組み合わせ ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番作品73『皇帝』 (第2、第3楽章リハーサル付) チャイコフスキー 交響曲第4番 エミール・ギレリス(ピアノ) カール・ベーム指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1971年8月8日(ザルツブルク音楽祭ライヴ) “ピアノの鉄人”ギレリスと老巨匠ベームが成し遂げた一期一会の名演。第1楽章からギレリスの力強いタッチとこれを支えるベームの指揮はリズム、ダイナミックスともにメリハリが効いており雄渾なスケールを描きます。そしてロマンティックな詩情に溢れた第2楽章はこの演奏の白眉。チェコ・フィルの美しい弦に導かれたギレリスのピアノは天上の音楽ともいうべき神々しい響きで聴き手をつつみます。切れ目なしに続けて演奏される第3楽章は、冒頭からギレリスの強靭な打鍵と威厳に満ちた堂々としたテンポが圧倒的でまさに王者ともいうべき風格を示して見事。 さらにこのアルバムで特筆すべきは、リハーサル風景がたっぷり26分も収録されている点。まもなく77歳になろうとするベームは非常に元気で、「最初からもう一度」「フォルテを硬くしないで、柔らかく」「ディミヌエンドはどこに行ってしまったんだ」など、ファンには懐かしいあの声でこと細かな指示を出しています。 ギレリスのピアノもリハーサルとはいえ手抜きなしで、崇高なまでの美しさと男性的な力感に満ちています。カップリングは当夜のメインプロであるチャイフスキーの4番。 ベームのチャイコフスキーといえば70年代後半にロンドン響と録音した後期3大交響曲集が有名ですが、ここでの演奏は枯淡の境地に達したこれらとは正反対ともいうべきエネルギーの大爆発に驚かされます。速めのテンポで一気呵成に突き進みながらも確固とした造型を保つあたり、75年のウィーンフィルとの日本公演をも上回る気力の充実ぶりを感じさせます。烈火のごとく燃え立つベームに対するチェコフィルも弦楽器の巧さは言うまでもありませんが、特にここではホルンやトランペットといった金管の反応ぶりも強烈。耳をつんざかんばかりに鳴り切ったフルオーケストラの強奏は迫力満点で、燃えたときのベームの凄さを改めて実感させます。
2 週前