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いたばしの富士山信仰 図録 富士山を信仰する民間の集団である富士講。江戸時代後期には「江戸八百八講」といわれるほど、江戸を中心に数多く組織されました。板橋区内では、主に永田講、山万講、丸吉講が活動し、富士参詣をおこなっていました。現在、区内の富士講の組織はなくなってしまいましたが、その歴史を語る資料は残されています。 今回は、富士講で使用された装束、登山用具、祭壇や御身抜といった祭祀用具、マネキ、加えて、富士講の行者に宿坊を提供し、祈禱を行った御師への奉納物などを中心にご紹介します。 これらの多くには、それぞれの富士講の印である「講印」が施され、各講の特徴を示しています。現在の板橋区域、そして江戸と江戸近郊の富士講資料を通して、当時の人びとが富士山を信仰した姿をご覧いただければ幸いです。 富士講 板橋 江戸 御師 宿坊 修験 山伏 近世 庶民信仰 民間信仰 #参詣曼荼羅
2 週前