鍛冶屋「中屋新太郎銘」の八寸両刃鋸です。 一見極普通に見えますが、不思議な、不可解な点が有る面白い道具です。 鍛冶屋の活躍時期は昭和の中頃か、 相当の「古び」が有りますか、使い込んだ形跡がなく、柄を除き、刃身は新品に近い？ なのに目立てに出した際の預かり札が付いています。 使って見ると「切れ味」が極端に悪い 切れないのです。 ではと目立てを始めビックリです。 切れ刃の刃付けが表裏同じ方向でした。 これでは切れない！改めて切り直して見たら今度は銘に恥じない切れ味に復活。貴重な話題性の有る道具。 全長　　615ミリ 刃渡　　240ミリ　八寸　両刃 刃幅　　　88ミリ 寸目　30ミリ当たりの刃の数　21枚 タガネ銘　中屋新太郎