40年近く前に購入した中国、上海工芸社の羊毛の小筆、「碧浪 小」です。 穂の長さ約２,８㎝、太さが約６,５㍉で全体的にさばいてあります。 質の良い繊細な羊毛をたっぷり使って造られているので、墨含みがよく、半紙ならば、6~12字くらいの大きさの漢字を変化のある線で表現することができます。 細い銘木の軸に上下には水牛の角を使って造られており、高級感あふれる小筆となっています。 詩文書の小さな作品や色紙への揮毫に適した筆でもあります。 緑色の顔料で文字を書いたことがあるため、毛先が少し緑色が残っていますが、影響はありません。 筆の全長は約２４㎝です。 現状では、なかなか手に入れるのが難しい毛質と大きさの筆かもしれません。 使っていただける方にお譲りしたいと思います。 ご覧いただきありがとうございます。