アクセス、ご覧いただき誠にありがとうございます。未使用・新書「部落差別事象をめぐる憲法学的考察ー差別立法措置をめぐる比較法的見地からの考察付ー」山田和男(法学修士・経済学修士)編著、2003年１月１日初版発行、P237、A5版、21cm、日本語。 　わが国固有の部落差別事象について、わが国ではじめて公法学とりわけ現代憲法学から体系的に究明した学術研究書で、部落差別の特異性を明らかにするために歴史的経緯を概観した上で、その現状認識課題をあげ、従来の数少ない研究状況を整理、総括し、解釈論的課題を検討した後、そこから生ずる法的問題点を明らかにし、憲法１４条と同法１３条の解釈原理について考察・検討するものである。また近年、各国で実質的平等の実現を目的として法政策上、その要請を具体化した諸立法例があるが、特に歴史的に差別されてきたマイノリティに対する差別を解消する方策としてアメリカのaffirmative action(積極的差別解消政策)がある。このaffirmative actionに関する判例法の展開についても網羅して比較・検討するものである。