(JP¥1,800)
+HK$122.72 Shipping fee
+HK$15.70 Agent service fee
Text are automatically translated.
Report translation issueText are automatically translated.
Report translation issueFraud prevention
Customer support
Refund support for customers
Seller info
まゆまゆ
5/512139
View detail
Item condition
Some scratches/marks
Ships from
Japan
Category
Bundle & Save : Our users save an average of 35% on shipping fees by bundling multiple items!
Something went wrong, please try again later.
Something went wrong, please try again later.
経年によるヤケがあります。ヤケ以外は良好なコンディションだと思います。本の状態ができるだけわかるように写真を撮りましたのでご確認いただければと思います。中古本であることをご理解いただきご検討いただければと思います。 旅と酒と光へのあこがれは、李白の詩にとって決定的である。それらはみな、はるかなる時空へのひろがりを、感覚的に可能にするものであった。人生の有限性を、感覚的に克服するものであった。豪放と繊細、陶酔と覚醒、世俗性と超俗性など、李白にみられる詩的心象の展開を、作品に即して克明に追求する。 従来の李白詩集は、内容別とはいうものの、「贈」「寄」「遊宴」「懐古」「閨情」のような内容別の部門と、「古風」「楽府」「歌吟」のような様式別の部門とが並列されているため、たとえば、女性のことを歌った詩が「楽府」にも「閨情」にもあるといった混乱が見られる。本書ではそうした分類基準の曖昧さを避けて、収録作品のすべてを、内容のみによって十二の部門に分類した。文学作品は、はじめから分類を目的として作られているわけではないから、どこに属すべきか決定しにくいばあいもある。月光や酒を歌ったものには、とくにそういう傾向がつよい。しかし、詩題や本文をこまかく読んでいくことによって、ほほ穏当な結論を出すことは不可能ではない。少なくとも、内容分類と形式分類が重複するといった状態は、避けることができる。読者のかたがたには、それぞれの部門の作品を通じて、李白が構成した詩的イメージのありかたを、自由な感覚でつかんでいただきたい。杜甫とならぶ中国最大の詩人。詩仙といわれ、酒仙といわれ、謫仙人といわれた詩人の、その人柄と詩的感動のありかたを、伝記や年表によってというよりも、作品そのものによって再構成していただきたいと思う。 李白の伝記的な研究は、学界的にみても、まだ不十分である。筆者自身も、自分なりに納得のいく結論をえていない。資料的な不足という事実は動かせないにしても、さらに十年二十年の時間をかけることによって、李白の一生を年代的に復原する作業も、現在よりは確かなものになるであろう。そのときには、改めて、年齢を軸にした李白像を描いてみたい
3 months ago