こちら父のものになります。約40年ほど前に入手したヴィンテージ品になります。一度も使用することなく観賞用に購入し、そのまま長い間暗い場所で保管していたため綺麗な状態になります。 能面の種類は「小面」になります。 「小面」は若い女性、清楚で可憐な印象のものです。 箱付きで、箱やお面には一切なんの記載もないため、製作者などは分かりかねます。 しかし、天然木（多くは檜〈ひのき〉や杉）を生かした仕上げで、木目が非常に整っており、丁寧に鉋（かんな）をかけた跡が見えます。 木目をみますと非常にきめ細かく、貴重な木から造られていることがわかります。 安価な量産品ですと木目が粗く、塗装でごまかしてしまうこともありますが、こちらは自然な艶があり上質であるように思えます。木そのものを丹念に磨いて光らせたような「蝋仕上げ」に見えます。 年月とともに木そのものの色合いが変化していき、光沢がでていることも魅力です。 また、表情においても目や口のラインが浅すぎず深すぎず、表情に“呼吸”を感じます。 あくまで推定ですが、経験のある面打ち師（能面職人）の手によるものである可能性が高いです。 傷や色ムラは写真の通り、ほとんど見られないですが、細かい傷が頬と鼻先のあたりにあります。 全体的に見てみた感じですと目立つようなものはありませんが、40年前のものになりますのでご理解の上ご購入お願い致します！ サイズ: 縦20〜21cm、横11〜12cmほど（目安になります） ・品の取り換え防止などの対策のため返品不可 ・大幅な値下げは不可 （お気持ち程度でしたらコメント欄にてお声掛けください。） ご覧いただきありがとうございます。